介護の豆知識【体位変換の介助】
介護の豆知識、第6回目は「体位変換の介助」について。
体位変換とは、自力で動けない方に対して介護者が身体の向きを変えることをいいます。
いくつかある体位変換のコツを紹介します。
①寝返り
仰向けの状態で、足を曲げて膝を立てる。
膝と肩に手を添えて寝返りをうたせたい方向に押す。
②ベッドから車椅子への移動
仰向けの状態から上体を起こし、足を曲げて膝を立てる。
まず背中と膝に手を入れ、腰を支点にくるっと回転させて足をベッド下に下ろす。
向かい合わせになり脇腹のあたりに手を入れて、要介護者を持ち上げ車椅子へ座らせる。
※この時、スクワットをするようなイメージで、自身の膝を曲げて足で立つようにしましょう!
腰に力を入れて立ち上がると、腰痛の原因となります。
③ベッドで座った状態から仰向けに寝かせる
※介護ベッドの上体部分のリクライニングを下げる時に、下にずり落ちてしまう場合。
リクライニングをフラットにし、腰の下に大きめのビニール袋を差し込む。
要介護者を仰向けにし、ビニールの摩擦を利用して脇の下に手を入れ上に引っ張り上げる。
大人1人を動かすのは、簡単なことではありません。
コツさえつかめば少ない力で身体に負担をかけずに体位変換をすることが出来ますよ!(^^)!