イザカマクラ便り

「新しい生活様式」における熱中症予防

今回は、これから夏を迎えるにあたり「新しい生活様式」における

熱中症予防について書かせていただきたいと思います。

 

(1)マスクの着用について

マスクは飛沫の拡大予防を目的として着用をしていますが、マスクを着用していない時と比べると

心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど身体に負担がかかることがあります。

したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなる恐れがあるので

屋外で人と十分な距離(少なくても2m以上)が確保できる場合にはマスクを外すようにしましょう。

マスクを着用する場合には、負荷の多い作業や運動は避け喉が渇いていなくても、

こまめに水分補給を心がけることが大切です。

また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的に外して休憩することも必要です。

 

(2)エアコンの使用について

熱中症予防のためには、エアコンの活用が有効です。

ただし、一般的な家庭用のエアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていません。

新型コロナウイルス対策のためには冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。

換気によって室内の温度が高くなりがちなので設定温度を下げるなど調整も必須です。

 

(3)涼しい場所への移動について

少しでも体調に変化を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが熱中症予防に有効です。

一方で、人数制限等により屋内の涼しい場所にすぐに入ることのできない場合は、

屋外でも日陰や涼しい場所に移動するようにしましょう。

 

「新しい生活様式」では、毎朝の体温測定などの健康チェックが含まれています。

これらは熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、早く発熱に気づくこともできます。

体調が悪いと感じた時は無理せず自宅で静養するように心がけましょう。

 

厚生労働省から熱中症予防についてイラスト等で分かりやすく説明されています。

是非こちらもご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000642298.pdf