つつじ
毎朝、通勤で乗っている湘南モノレールから見える景色が春めいてきました。
桜のピークは過ぎてしまいましたがこれからは、つつじが咲き始め街中が華やかになりますね。
今日はそのつつじについて書かせていただきたいと思います(^^♪
みなさんはつつじの漢字をご存知ですか?
恥ずかしながら私も今回、調べて初めて漢字を知りました。
【躑躅】つつじ。とても難しいので平仮名で表記されている事が多いのですね。
歩道や公園で見ることができますし、垣根にしているご家庭も多く比較的よく目にする馴染みのあるお花です。
日本では万葉集につつじの花の名が登場するほど、古くから育てられている植物なのです。
つつじの開花時期は4月から5月にかけて。
大体ゴールデンウィークあたりにピークを迎えることが多いのでつつじの名所では様々な催しが行われていますね。
次につつじの「花言葉」について。
つつじは万葉集では、美しい少女の代名詞として使われていました。
それが由来なのか、逆なのかは分かりませんが、つつじの花言葉はそれを象徴するような言葉が並びます。
「慎み」「節度」「自制心」また「努力」「訓練」といった言葉があります。
またつつじは色ごとに花言葉も変わります。
赤いつつじは「燃え上がる恋」、ピンクのつつじは「恋の喜び」、白いつつじは「初恋」、
紫のつつじは「美しい人」など、色別に見ると恋や愛についての花言葉が多くなり、鮮やかとなりますね。
ところで、つつじの花の蜜を吸った事があるという方も多いのではないでしょうか。
つつじは種類によってはその花の蜜に毒があると言われています。
全てのつつじに毒があるわけではなく、身近なものでは「レンゲツツジ」の蜜には毒があるとされています。
主に身体に起きる症状としては摂取してから数時間後、嘔吐や痙攣、麻痺、呼吸困難など危険なものばかりです。
つつじの蜜は甘く、特に好奇心旺盛な子供には注意が必要ですね。
鎌倉にはたくさんのつつじの名所がありますが、鎌倉一のつつじの名所と言われているのが【安養院】です。
安養院は尼将軍・北条政子が夫・源頼朝の菩提を弔うために建てられた長楽寺がその起源とされる名刹です。
安養院とは北条政子の法名で、北条政子の墓と伝わる宝篋印塔があることでも知られています。
安養院山門前を彩る見事な「オオムラサキツツジ」は多種多様なつつじの中でも特に大きな花を
つけることで知られており一般につつじといえばこの「オオムラサキツツジ」を指すことがほとんどです。
これから、外に出たくなる気候になりますが、しっかりとコロナ対策をして、安全に気持ちよく過ごせるように努力したいものです。