イザカマクラ便り

旬を取り入れた食生活

日本では古来より四季を通して「旬(しゅん)」を楽しむ風習があります。

旬とは、ある特定の食材において、ほかの時期よりも新鮮でおいしく食べられる時期を言います。

また旬の物はよく市場に出回るため値段も安価になりやすく、私たちにも嬉しい時期です。

夏はオクラ、えだまめ、かぼちゃ、キュウリ、トマト、なす、ピーマンなどがあります。

トマトなどは店頭に1年中並んでいますが、旬である夏とそれ以外の時期では、

栄養成分に大きな差が見られます。

東京とその近郊の5店舗で毎月よく売れている品種、

そしてより新鮮なトマトのカロテン(ビタミンの一種)を1年間分析した資料によると、

出回り期の7月では528μgあるのに対し、11月には241μgと出回り期の半分以下となっています。

1年間を通しての平均は364μgでした。

野菜や果物は出回り期が長く、1年中でに入れることができますが、

やはり旬を考慮した季節感のある食事を楽しむほうが体には良さそうですね。