骨粗鬆症
骨粗鬆症とは骨自体がもろくなる状態で、老化が原因となるものや女性では閉経によるものなどがあります。
骨粗鬆症で本当に怖いのは、転んだりした拍子に骨折してしまうことです。
骨折しやすい箇所は、主に腰椎と大腿骨骨頭の骨で、腰痛や寝たきりの原因にもなります。
骨粗鬆症は、レントゲン撮影や全身の骨密度を測ることによって診断されます。
骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムの摂取とビタミンDを体内で合成するために必要な日光に加えて、
ウォーキングや筋力トレーニングなど、骨に刺激が加わる運動が推奨されています。
スポーツ選手の骨密度は、一般の人よりも高いことが知られていますが、全てのスポーツ選手が高い骨密度ではなく、
物理的な過重負荷が大きい人ほど高いとされています。
例えば、過重負荷の少ない水泳選手は、陸上でグランドを使用するスポーツ選手よりも骨密度が低いと言われています。
したがって骨粗鬆症を予防するためには、ウォーキングやジョギングのような重力のかかる運動が効果的だと考えられています。
軽いダンベルを持って少し負荷をかける、ダンベルウォーキングも効果的でしょう。
骨粗鬆症予防に有効な食生活のポイント
骨の健康のためにはカルシウムの摂取が重要ですが、それだけではありません。
カルシウムの吸収を促進するビタミンD、骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンKなど、様々な栄養素も必要です。
●カルシウムが多く含まれる食材
干しエビ、牛乳、ししゃも、イワシ、生揚げ、小松菜、チーズ、ヨーグルト
●ビタミンDが多く含まれる食材
鮭、サンマ、ブリ、しらす、椎茸、エリンギ、卵、鶏もも肉(皮つき)
●ビタミンKが多く含まれる食材
ブロッコリー、モロヘイヤ、小松菜、ほうれん草、納豆、わかめ、海苔
毎日の食事で食品はできるだけ偏らないように工夫をすれば、
それぞれの食品に含まれる様々な栄養素を摂取することができ、健康をサポートすることに繋がります。